「甲子園」
それは高校球児の夢の舞台であり、憧れの場所でもあります。
私自身の高校時代には、三浦貴投手を擁する「浦和学院」、小林宏之投手を擁する「春日部共栄」、神田大介投手を擁する「花咲徳栄」、斎藤貴志投手を擁する「大宮東」といった好投手のオンパレードでした。
結局、最後の大会は「大宮東」に敗北し、高校野球の幕を閉じることになりました…。
しかし、高校野球で夢散った球児達にも、甲子園でプレーすることができるのです。
それが「マスターズ甲子園」です。
昨年のマスターズ甲子園の埼玉県予選では、準々決勝で「大宮東」と対戦し、20年越しの雪辱を果たすことができました。
当時は対戦できなかった各高校の好打者と対戦できるのも、高校野球マニアだった自分にとっては楽しみの一つです。
こういった経験のできるマスターズ甲子園。
まだご存知ない元高校球児たちも多いと思うので、ざっくりまとめてみました。
※平成28年マスターズ甲子園埼玉県予選 決勝戦後の校歌斉唱より
各高校の野球部OBチームを結成して参加
マスターズ甲子園のオフィシャルページを見てみると、出場するための要件として以下の案内がされています。
【マスターズ甲子園・代表OB試合に出場するには】
1)まず母校OBチームを結成して、全国高校野球OBクラブ連合に加盟し、
2)クラブ連合に申請して、母校の所在する都道府県で8校以上を集めて予選大会を開催し、
3)優勝校または選抜チームがマスターズ甲子園・代表OB試合に出場する
※ただし、母校の所在する各都道府県内の加盟校数によって予選参加までの流れが異なります。
A)8校以上の加盟校がある場合 →次回の予選大会参加を目指す
B)未だ8校未満の場合 →8校に達するまで引き続き加盟校を募る
C)全く加盟校が無い場合 →幹事校またはその候補になり、リーグを立ち上げる
つまり、ご自身が出身の高校野球部のOB会にてチームが結成されているか、そして高校が所在する県の連合への加盟状況はどうなのか、を確認する必要があります。
実際にゼロから人を集めてOBチームを結成するためには、かなりの時間と労力が必要になりそうです。
私が所属する春日部東高校野球部OBチームを立ち上げていただいた諸先輩方、ありがとうございます!
各県で開催されるトーナメントを勝ち抜く
甲子園でプレーするためには、当然予選を勝ち抜かなくてはなりません。
平成28年に開催された埼玉県予選を例にあげますと、1回戦から優勝をするためには5回勝ち抜かなくてはなりません。
平成28年に関しては埼玉県で優勝すれば甲子園出場が決定でしたが、年によっては、その後他県の優勝チームと代表決定戦を行い、それに勝つことにより甲子園の出場が決まることもあります。
私が埼玉県で優勝した平成26年と平成28年はいずれも県優勝=甲子園出場ということで、非常にラッキーでした。
ちなみに埼玉県の場合は、翌年の全国大会の予選を前年に行ってしまうため、平成28年優勝したチームは平成29年の11月に開催される全国大会に参加することになります。
全国大会は1試合のみの記念試合
甲子園に行った話をすると、全国大会は優勝した?とよく聞かれますが優勝というものはありません。
というのも全国大会は2日間のみの開催であり、16チームが2日で1試合ずつ(1日4試合×2)おこなって終了するものなのです。
しかも試合は1時間30分で打ち切られるため、いかにスピーディーに行うかも重要になります。
投手は極力ボールを投げない技術と努力が必要ですし、打者はファーストストライクを積極的に打っていくことが必要です。
相手もせっかく甲子園の打席に立ったのに、四球や死球だけじゃ寂しいですしね…。
ということで全国大会は1試合のみの記念試合なので、勝敗よりもいかに甲子園という雰囲気を楽しんで感動し、ハツラツと全力でプレーすることが重要かもしれません。
投手としては当然抑えにいきますが、あまり勝負にこだわりすぎるとどうしても時間を要してしまいますしね。
甲子園キャッチボール
マスターズ甲子園のイベントとして「甲子園キャッチボール」というものがあります。
これは全国大会の参加チームであるか否かに関わらず、元高校硬式野球部関係者(高校硬式野球部OB・OG、監督、部長、コーチ、マネージャー)ならば誰でも参加できるイベントです。
元球児同士のペアによるキャッチボール、親子のいずれかが元球児のペアによるキャッチボール、夫婦のいずれかが元球児のペアによるキャッチボールなど、いずれかが元高校硬式野球部関係者であれば誰でも参加可能です。(有料)
1日目・2日目ともに第四試合終了後に行うことになります。
今年の募集開始は6月18日の正午が予定されておりますので、ご興味のある方は要チェックです。
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【編集後記】
現在、先日のアメリカのシリア攻撃に関して、各国で物議を醸しています。
シリアの騒乱は内戦のように見えますが、ことは単純ではなく、自国民だけでなく他国から入ってきている戦闘員も数多く存在しています。実態としては内戦ではないと言えるでしょう。
日本は島国ということもあり、日本自体が国としてこういった経験(他国民が日本に来て勝手に戦闘を起こす)をしていないので、いまいち実感が湧きませんが、他国の人たちが自国に入ってきて、勝手に自分たちの家の近所で戦闘をしていることを想像すると言葉がでません。
巻き添えになるのは一生懸命日々を生活をしている一般市民の方たちです。
現在行われている戦闘は、国を守る、国民・家族を守る、といった思想とはほど遠いと感じています。そもそも自国自衛のための戦闘ではないのでそれはそうなのですが….。
アメリカも化学兵器を口実として攻撃を仕掛けましたが、それはきっかけに過ぎず本当の理由は分かりません。
ただ、今後のアメリカの対北朝鮮戦略の内容によっては、自衛隊、そして日本国民も戦闘に巻き込まれる可能性は十分あるでしょう。
そのとき日本はどうするべきなのか、自分はどう行動するべきなのか、をマスコミの報道に惑わされることなく、自身で考え政治の動きに着目し、自分自身で今後の備えをしていくことが必要となってくるでしょう。
【昨日の心・技・体】
心:読書(儲かる会社は人が1割、仕組みが9割/児島 保彦)
技:米国公認会計士の試験勉強
体:@ティップ.クロス TOKYO 渋谷
・SPINNING45
・体幹トレーニング×1セット
・ファンクショナルトレーニング(下半身)×2セット