ゴールデンウィークの初日である4月29日、晴天の中、駒沢オリンピック公園硬式野球場で行われた『東京都春季軟式野球大会(壮年部)』の準決勝、決勝。
ジョルターヘッズ(三鷹)は、準決勝で東京オール中野さん(中野)を1対0、決勝でBOSSさん(江戸川)を9対1で下し、2年振り2度目の優勝を決めました。
優勝したジョルターヘッズは、9月に福島県で行われる『白河天狗山旗争奪第28回東北関東選抜壮年軟式野球大会』へ進み、関東東北ナンバーワンを目指すことになります。
2年振り2度目の優勝を決めたジョルターヘッズ
軌跡
※以下、チーム名の敬を省略してます
▽一回戦
ジョルターヘッズ(三鷹)
211 50 =9
022 00 =4
コスモ(豊島)
前半追いつかれるも、後半に打線爆発。ホームランをきっかけに突き放す!
一回戦は、2021年の東日本都市対抗シニア軟式野球大会の優勝チームである強豪コスモ。
上位打線から下位打線まで長打を狙える強力打線を備えている。
ジョルターヘッズは初回、2回と連続して得点し、幸先よく3点を先制。
しかし、2回裏、コスモの強力打線が火を噴き、2者連続ホームランで2点を返す。
ジョルターヘッズは3回表に失策で1点を追加するが、その裏、すぐさま連続安打と犠飛で2点を返され同点とされる。
両者流れをつかみ切れないまま迎えた4回表、ジョルターヘッズの先頭打者が勝ち越しとなるライトへの特大ホームランを放つ。
その後も四球と安打を絡ませ4点を追加し、終盤で突き放す。
このまま規定時間により、5回で試合終了となった。
両チームで計3本のオーバーフェンスホームランが飛び出す空中戦であったが、ジョルターヘッズが機動力を活かし強豪コスモを倒した。
▽二回戦
東京PRIDE(江戸川)
000 001 0 =1
100 001 ☓ =2
ジョルターヘッズ(三鷹)
終盤追いつかれるも、代打が値千金!一振りで決める!
昨年のマスターズ東京予選以来の対戦となる東京PRIDE。
ジョルターヘッズは初回に幸先よく1点を先制。
2回も得点のチャンスを迎えるが、あと1本が出ず、相手投手の小気味よい投球に抑えられ2回以降は0が続く。
5回まで0に抑えられていた東京PRIDEだったが、終盤となる6回、長打の後、バッテリーエラーで1点を返し同点とする。
終盤に追いつかれ、このまま流れを持っていかれたくないジョルターヘッズは、その裏、先頭が安打で出塁し、犠打で確実にランナーを進める。
ここで代打が登場。振り抜いたバットは、まさに刀のごとく鮮やかな一振りだった。
右中間を切り裂くタイムリースリーベースでジョルターヘッズが1点を勝ち越す。
終盤まで息をのむ、好投手同志の投げ合い。
流れがどちらに傾くかでゲームが左右される、非常に勉強となる試合であった。
▽準決勝
東京オール中野(中野)
000 000 0 =0
001 000 ☓ =1
ジョルターヘッズ(三鷹)
ノーヒットノーラン達成!完璧な投球で決勝へ!
準決勝の相手は強豪東京オール中野。
強力打線を発揮し、2試合15得点を挙げて勝ち上がってきた。
その強力打線に立ちはだかったのが、ジョルターヘッズが誇るレジェンド。
1失策で完全試合は逃したものの、無安打無四球のノーヒットノーラン(準完全試合)という圧倒的な投球を見せた。
ジョルターヘッズ打線も相手好左腕に散発4安打に抑えられたが、3回に安打、失策、叩きを絡ませ機動力を使い1点を先制。
その貴重な1点を、堅い守備で最後まで守り抜いた。
相手打線は1発のある強力打線のため、最後の1球まで気の抜けない試合となった。
▽決勝
BOSS(江戸川)
010 00 =1
222 3☓ =9
ジョルターヘッズ(三鷹)
毎回得点で終始リードを保ち、コールド勝利!
決勝の相手は初対戦となるBOSS。
BOSSの先発投手は130キロ中盤のストレートと切れのいいスライダーを投げる好投手。
決勝まで安定した強さを見せてきた強豪チームだ。
好投手でも難しい立ち上がり。そこをジョルターヘッズの打線が見逃さず、初回に連打で2点を先制。
続く2回、3回、4回も四死球、犠打を絡ませた後のタイムリーヒットが続き、毎回得点となる9点を奪う。
投手も2回に1点を取られはしたものの、安定した守備陣をバックに、2投手継投で散発4安打に抑えた。
お互いダブルヘッダーの2試合目だったために、気力の勝負でもあった。
ジョルターヘッズは2021年大会以来の2回目の優勝となる。
2021年大会は上部大会である『白河天狗山旗争奪東北関東選抜壮年軟式野球大会』が、新型コロナの影響で中止になってしまった。
今大会では東京都代表として何としても優勝旗を持ち帰りたい。
白河天狗山旗争奪東北関東選抜壮年軟式野球大会
毎年9月に行われている大会で、関東と東北の各県から選抜されたチームが出場。
初日が1回戦、2回戦、2日目が準決勝、決勝と、2日で計4試合が行われ、壮年野球人にとって気力と体力が問われる大会です。
福島県白河市が主催し、試合会場は「表郷天狗山球場」「表郷球場」「白河グリーンスタジアム」「白河ブルースタジアム」の4会場で行われます。
昨年代表のコスモさんは、前回大会でベスト4入りしているだけに、ジョルターヘッズは優勝を目指し、東京に優勝旗をもって帰りたいと思います。
(白河市のお知らせ)
https://www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/dir000309.html
まとめ
今大会、優勝することが出来ましたが、4試合中2試合が1点差であり、その他の試合も紙一重の試合であったと思います。
5月から日本スポーツマスターズの東京都予選が始まりますが、試合に臨む姿勢、1球に対する集中力、一つでも次の塁へ進む意識など、どれか一つでも欠けたら勝ち抜いていけないと強く感じています。
強豪相手に厳しい試合が続くと思いますが、大切なことをしっかり守り、意識して、1球1球集中して試合に臨みたいと思います。