5月21日(土)、稲城中央公園野球場で壮年野球の東京都頂点をかけた「2022 スポーツマスターズ東京都予選」準決勝・決勝戦が行われ、三鷹市代表として出場したジョルターヘッズは、準決勝で豊島区代表「コスモ」さまを4対3、決勝で大田区代表「球栄会」さまを 7対4 で破り、3年ぶり2回目の優勝を果たしました。
悲願の優勝を果たし歓喜のジョルターヘッズナイン
【準決勝】タイブレークの末、激戦制す!
準決勝の相手は、先月行われた東京都春季軟式野球大会の準決勝で敗れた豊島区代表「コスモ」。
好投手、そして強力打線を要した東京都屈指の強豪チームである。
好投手同志の投げ合いとなった準決勝。
試合前の豪雨により泥と化したグランドの中、お互い好守備を見せ、緊張感漂う中試合は終盤にさしかかる。
両投手の好投が続き、0-0のまま規定の7回が終了。試合はタイブレークに持ち込まれる。
無死1,2塁から始まるタイブレーク。
しかし、両投手の力投、そしてこの緊張感の中、両チームともあと1本が出ず、8回はお互い0点に。
再タイブレークとなった9回表、ここで再び豪雨が投手に襲いかかる。
視界がぼやける雨の中、安打、押し出し、ワイルドピッチと立て続けに3点を奪われる。
この試合展開で3点は致命的な点数だ。
遠い遠い3点となったジョルターヘッズは9回裏、先頭打者が気合の粘りを見せ四球を選ぶ。
無死満塁となり、迎える打者はジョルターヘッズ代表。
ベンチの願いを一心に背負い、重圧、そして集中力は頂点を迎える。
2ボール2ストライクとなった5球目、はじき返した打球は右中間へ。
ベンチの想いが詰まった打球はあっという間に右中間フェンスへ。
3人のランナーが生還し同点。起死回生のタイムリー3ベースとなった。
これで流れは一気にジョルターヘッズに。
続く打者は綺麗にセンター前にはじき返し逆転。3点差をひっくり返す大逆転サヨナラ勝利だった。
野球は最後のアウトを取るまで何が起こるか分からない。
野球の醍醐味である面白さ、そして怖さの詰まった好ゲームであった。
【決勝】総力戦制し、悲願のV
ダブルヘッダーとなった決勝戦。
準決勝の勝利後、何とも言えない余韻の中、試合開始を迎えた。
決勝の相手は大田区代表「球栄会」。
1回戦と準決勝、ともに逆転サヨナラ勝ちで勝ち進んできた非常に粘り強い強豪チームである。
幸先よく初回に1点を先制したジョルターヘッズ。
しかし、そのすぐ後に1点を奪い返され同点となる。
試合開始から土砂降りが頻繁に起きている決勝戦。
ここで主催者側の判断により、5回以降再び土砂降りとなった場合はそこで試合が成立することに。
天候が予期できない以上いつ試合が終了となるか分からないため、次の点を先に取った方が圧倒的に有利な状況になった。
両チームとも流れをつかめないまま、1-1で迎えた4回表、球栄会の攻撃。
連続安打と内野ゴロで2点を奪われる。
雨雲が上空に漂う中、試合成立の条件となる5回裏を迎えた。
ジョルターヘッズとしては、ここで何としても同点としたい。
先頭打者が内野フライとなり不穏な空気が漂う中、続く打者が内野エラーで出塁、一気に3塁へ進塁。これが流れを作った。
ここから2塁打5本を含む6本の安打で、一気に6点を返す。
その後、球栄会はすぐさま1点を奪い返し3点差に。
特に終盤に強い球栄会だけに、3点でも全く油断できない状況だ。
すでに田んぼと化してるグランドで野手陣も必死に守り、何とかこの3点を守り抜く。
最後はきっちり3人で締め試合終了。
総力戦となった決勝戦。
チーム全員で掴んだ必死の勝利であった。
全国への道
日本スポーツマスターズの全国大会に出場するためには、各都県の代表で争われる『関東ブロック予選会』を勝ち抜かなくてはなりません。
2022年の関東ブロック予選会は7月16日~7月17日、山梨県で開催されます。
ジョルターヘッズの対戦相手は埼玉県代表の超強豪「さいたまクラブ」さま。
相手エースは同学年、同じ春日部市内の春日部共栄高校出身の好投手。(私は春日部東高校)
全国クラスのチームにどう立ち向かっていくか。
チーム一丸となり勝利を掴むため、残り少ない日数ではありますが、大会までの1日1日を大切にし準備をしていきたいと思います。