「税理士っぽくないですね」
こう言われて快感を味わう私。
「税理士っぽくない」が褒め言葉かどうか分かりませんが、自然とその方向に行っているようです。
※事務所にて
「●●っぽい」って…
そもそも「税理士っぽい」ってどういうイメージなのでしょうか。
想像できるものとしては…
- 頭が堅くて真面目そう
- 数字に細かそう
- 細かい作業が好きそう
- 紺色のスーツ着てそう
- 白いワイシャツ着てそう
- 文化系そう(あんまり運動してなさそう)
- 忙しそう
- 高齢そう
あたりでしょうか。
上記のようなイメージを持たれているのであれば、概ね当たっているような気もします。
ただ、「●●っぽい」ということは、世間一般がイメージしている大勢の中の一人、ということにもなるでしょう。
私の場合は、スピード重視のざっくり解説が得意ですし、スーツは着ませんし(月に1回着るか着ないか)、1日中立って仕事してるし、体育会系です。
良いか悪いか分かりませんが、忙しそうでもないようです。(-o-;)
どうしても、自分がいる業界に染まってしまうと「●●っぽい」方向に流されてしまいがちですが、あえてそこの逆を行くのもありなのでは、というのが勝手な持論です。
「●●っぽくない」の方が気が楽かも
「●●っぽい」を維持しようとすると、自分の軸をぶらさざるをえず、それ相応の努力が必要になることもあるでしょう。
「大統領っぽい」「政治家っぽい」「社長っぽい」「お兄ちゃんっぽい」…etc
大統領や政治家はそれなりに「っぽさ」がなければ選挙で投票されないので仕方ありませんが、「っぽさ」が必要ないのであれば、特段「っぽさ」を維持する必要もないと思っています。
ただ、「●●っぽくない」を貫いていると、『当たり前』に反抗することにもなるので「●●のくせに」や「●●なんだから」といったことを言われることもあるかもしれません。
けれども、別にその人たちのために生きている訳でも、その人たちに食べさせてもらっている訳でもないので聞く耳半分でも良いかと。(食べさせてもらっている場合は忖度が必要かもしれませんが…)
今の時代の『当たり前』のために自分の軸をぶらす必要もないと考えています。
「●●っぽくない」と言われようが、自分自身ありのままの行動で認められる存在を目指す。
当然、自分最優先だったり他利を全く考えない生き方は問題外ですが、ありのままの自分で人の役に立てる。そんな生き方のできる国こそ豊かな国なのでは、と思っています。
まとめ
近年、税理士受験生が徐々に減少していっています。
税理士受験生が抱く税理士のイメージとはどんなものなのでしょう。
今現在勤務している事務所の税理士しか知らなければ、その税理士がイメージの100%近くになってしまう恐れもあります。
しかし、今の受験生には既存のイメージに捉われない「自分らしい税理士」を目指して欲しいと思います。
経営者は色々なタイプがいるのですから、税理士も色々なタイプがいる方が自然でしょう。
既存の『当たり前』に捉われない「税理士っぽくない税理士(ニュージェネレーション税理士)」が増えて行くことが、実は業界を活性化させる唯一の方法なのかもしれません。(と勝手に思っています)
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【編集後記】
習近平国家主席の長期政権が確定した中国。
アメリカにつぐ経済力、そして圧倒的な軍事力を背景にノリに乗っています。
中国は多民族国家であり、ウイグル、チベット、内モンゴルの他、50以上の少数民族が存在しています。
中国は過去の歴史を鑑みると、国を統一して長期政権になると調子に乗り必ず腐敗が横行します。そして衰退、分裂、の繰り返しです。
少数民族の文化文明を尊重し、自治区としている地域にも独立性を持たせ、主要な都市は中央集権をやめて行政裁量を幅広く持たせ、国民の投票により公平に選挙を行うようにすれば素晴らしい国になると思うのは自分だけでしょうか…。
中央集権、そして権力を維持するために検閲を強化したり、日本批判したり、アジアに対して武力行使をしたりと、まるで中世に戻ったような古い政治にしか見えません。
このままいくと、残念ながらそれほど長く現政権は続かなそうです。
力による抑制はいずれ滅びてしまうことを、歴史はしっかりと語っています。
日本はこういった体制に左右されず、独自の文化文明を築いていきたいものです。