上司が「内向き思考」だと、その組織全体が自分の利益を最優先に考える「内向き思考」になりがちです。
組織が存続するためには、自分たちがいる「内」ではなく、お客様がいる「外」に目を向け、そして力を注がなくてはなりません。
※オワフ島のダイヤモンドヘッドより
組織の中で「自分の利益」を最優先にする人
組織という「箱」ができてくると、その中でいかに自分が力を持つか、そして自分がいかに評価され賞賛されるか、を最優先に考える人が出てくることあります。
そういう人が出てくると、「箱」の中での評価や賞賛が欲しいがために、最も大切な「お客様に何をもたらしたか」よりもそういった評価や賞賛が「箱」の中で優先されてしまいます。
自身が賞賛されたいがために、そのあと組織に対してそれがどんな影響を与え、そしてお客様にもどんな影響をもたらすか、そこまで考えがいっていないことがほとんどです。
そういった人は、自分自身には高い評価をしますが、組織全体に対しては低い評価をする傾向があります。
もし「内向き思考」の人が組織内にいるようであれば、その人の行動が、組織やお客様にどういった影響を与えているか、冷静にじっくり観察してみましょう。
周りの人を「道具」として見ている人
組織という「箱」の中にいる「内向き思考」の人は、周りの人を自分のために役立ってくれる ”物” としてみる傾向があります。
つまり、組織内にいる相手のニーズや目的は二の次で、あくまで自分中心の目的と行動のため、自分の役に立ってくれる人は「便利な道具」とみなして使い、自分にとって有害な人は「障害物」とみなして遠ざけます。
本来は、組織内であっても相手を ”人” として見て、相手のニーズや目的、課題を敏感に察知し、関心を持たなければなりません。
「お客様の役に立っているかどうか」が最も重要
そして、組織にありがちなのが「内向き思考の賞賛システム」。
ガチガチに管理する規定をつくり従業員を評価するシステムや、作業や数をこなすことで評価されるシステムなど、最終的にそのシステムがお客様の役に立っていれば問題ないのですが、それを頭に入れないで考えたシステムであれば、それは単なる自己満足に終わってしまいます。
結局、仕事の成功は「お客様の役に立っているかどうか」でしか測れません。
システム外のところでお客様に喜ばれてもそれが評価にならないのであれは、そのシステムは「内向き思考の賞賛システム」と言わざるを得ません。
お客様から見ても、そういった「内向き思考」の組織より、顧客のニーズに強い関心を持った「外向き思考」の組織と取引をしたいと思うのは間違いないでしょう。
内向き思考で行動する人と交流すると、自分のものの見方や考え方が尊重されていないように感じ、不快感を表したり、関係をやめようと思うようになります。
重要なことは、そこでそういった行為に出てしまうと、自分が相手からされたことをやり返すことになり、内向き思考による争いに巻き込まれてしまう恐れがあることです。
一緒に仕事をする人が内向き思考である場合、同じ土俵に乗らず、どうやって外向き思考で対応するか。
組織にいる人にとっては永遠の課題なのかもしれません。
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【編集後記】
阪神タイガースの鳥谷敬選手が昨日1999本目の安打を放ち、2000本安打まで残りあと1本になりました。
2000本安打も素晴らしい記録ですが、鳥谷選手のすごいところは、入団した年の翌年2005年から現在に至るまで全試合出場というタフなところでしょう。
プロ野球という年間140試合以上をこなす過酷な環境で、大きな怪我もなく(周りに言っていないだけかも)試合に出続ける。
これは驚異的なことです。
これを成し遂げるためには、トレーニング、体調管理、そして食事と、オフシーズンを含めて日常生活も野球中心に考えていかなければなりません。
「質実剛健」
まさにこの言葉がぴったりな男かもしれません。
鳥谷選手とは大学で2年間一緒にプレーをしましたが、後輩とは思えないほどのタフなプレーを毎日目撃していました。
紅白戦で何本かホームランを打たれましたが、過去対戦した中で最高の左打者だったと思います。
2000本安打を達成したら、次は是非3000本安打を目指して欲しいと思いますし、それを達成できる男であると確信しています。
【昨日の心・技・体】
心:読書(ベテラン税理士だけが知っている 自動経理の成功パターン/堂上孝生)
技:なし
体:@ティップ.クロス TOKYO 渋谷
・パワーラッシュ+F.method
↓ブログ村の順位はこちらでチェック!
↓feedlyでのブログ購読はこちらをクリック!