「努力は必ず報われる」

よく聞く言葉ですが、結局そんなことはなかったよ、という方も多いでしょう。

自分がした「努力」が報われるかどうかは、その「努力」を自分なりにどう解釈するかによるのかもしれません。

※バリ島のアユン川より

 

「努力」はそもそも「報われる」ものではないのかも…

世の中の俗にいう「成功者」は、皆「努力家」であったのでしょうか？

野球でいうとイチロー選手やダルビッシュ選手、サッカーでいうと中田選手（古い？）や香川選手、そして著名な事業経営者など、彼らは本当に努力して努力して成功者となったのでしょうか？

たしかにその過程にはとても困難な問題や苦しい道のりを歩んできたと思いますが、彼らには「努力」という定義は当てはまらないのではないか、と思っています。

おそらく彼らはその道を極めることが「楽しかった」のでしょう。

そもそも「努力が報われる」の「報われる」という言葉自体、他者からの評価や見返りを求めてしまっています。

自分自身が好きでやっている「努力」の結果を他者に求めること自体、おかしいのかもしれません。

私自身、大学受験のため１年浪人し１日１５時間くらい勉強してましたがそれを「努力」と思ったことはありませんでした。
それは「早慶戦」でプレーすることだけを考えて勉強していただけであって、要は好きでやっていたことだったからです。

また、税理士試験もそれなりの苦労がありましたが、決して「努力」はしていませんでした。
税理士として社会で活躍する、そんなことを夢見て勉強をしていただけであって、これもまた好きでやっていたことです。

 

自分の望む人生に「努力」が必要かどうか考えてみる

「努力しない」といっても、「努力」をしないと日々の食事に困ったり社会生活を送れない方達もいます。
また、会社の指示でやむなく「努力」させられている方も多いでしょう。（特にブラック企業）

しかし、今頑張っている「努力」が生活のためではなく、自分以外の他者を意識した「プライド」や「コンプレックス」、そして「見栄」の原因で生じているものだとしたら、それは「無駄な努力」と言っても良いでしょう。

自分が人生で本当に求めているモノは何なのか。

それを知ることができれば、他人と比較して自分を蔑んだり、他人を羨んだりする「無駄な努力」はなくなるはずです。

 

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【編集後記】
昨日は税理士であり、そして師匠である井ノ上陽一さん主催のメルマガオフ会でした。

ひとり税理士、従業員数名の所長税理士、所属税理士の方など、多くの方達と話をすることができました。

ひとり税理士であるが故の課題や悩みなど色々出できましたが、総じて皆さん前向きで、その課題をクリアすることを真剣に考えていました。

年々高齢化している税理士業界にとって、若い人たちのこういったモチベーションは非常に重要だと思います。

 

ひとり税理士として一人で全ての業務をこなすのか、複数人雇って業務分担をするのか、はたまたたくさん従業員を雇ってトップの税理士は経営に専念するのか。

そのどれが最も良いのかどうかの答えはありません。

「税理士」とひとくくりでまとめてしまっても、それぞれの個性は千差万別であり、また強みや弱みも異なってくるでしょう。

ただ、これからビジネスをとりまく社会の環境は急速に変化していきます。

どの税理士スタイルでやっていたとしても、その変化の流れに対応をしていかないとお客さんのニーズについていけなくなってしまいます。

変化の流れについていけない事務所は取り残されるか、若しくはそういった隙を狙った士業ビジネスの餌食にされてしまいます。

ひとりが故のリスク、従業員をたくさん抱えているが故のリスク、リスクはどんなビジネスにもつきものです。

ただ、自分ひとりで対応できるリスクであればなんら問題ないのですが、他人を含んだリスクを解消するためには多大な労力を要するでしょう。

何となく〜…というのはやめて、しっかり自分の軸を決めて自分なりの「税理士道」を歩んでいきたいと思います。

 

【昨日の心・技・体】
心：読書（1秒で「気がきく人」がうまくいく/松澤萬紀）
技：なし
体：＠自宅トレ
腕立伏せ×２セット
腹筋×２セット

 

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