「お客様第一主義」「社員第一主義」あなたの会社はどっち?

社員に対する社長の姿勢で、その会社の中身が見えてきます。

※阪神甲子園球場より

 

目次

どっちも大切だけど…

「お客様第一主義」

お客様の満足を第一に考え会社の利益を上げる。そしてその利益を社員に還元して、結果として社員も満足するはずだ。

そういった考えもあるでしょう。

しかし社員の幸せを後回しにした結果、社員は会社のために最高のパフォーマンスを発揮してくれるでしょうか。

社長が、社員のことは顧みずにお客様のために働かせ、そして良いサービスを提供していたとしても、その裏で社員の不満や鬱積が充満している会社。

あなたはそんな会社のファンになるでしょうか。

一番身近な社員を大切にできない社長が、本当にお客様を大切にできるとは思えません。

まず身近な社員を大切にする。その結果お客様に最高のパフォーマンスを提供できる。
それが会社のあるべき姿であると思っています。

ちなみに稲盛和夫氏が携わってきた会社の企業理念には、以下のように共通して「社員第一主義」が掲げられています。

社員の幸せなくしてお客様の幸せはない、という「軸」が感じれられます。

▶︎京セラ
全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること。

▶︎KDDI
KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。

▶︎日本航空
JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、
一、お客さまに最高のサービスを提供します。
一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。

 

有言実行

会社がチームで大きな目標を成し遂げようとするためには、社長1人に力では達成できません。

社長が大きな夢、そして目標を掲げたとしても、社員は具体的にどう行動して何をすれば良いのか分かりません。得てしてそうした夢や目標は抽象的なことが多いのも事実です。

会社全体の目標を各人に細分化し、社員一人一人の目標を明確にしていく必要があります。

そして、その目標を成し遂げるためには、一人でも多くの社員に本気になってもらわなくてはいけませんが、社員を本気で大切にしなければ、社員は本気を出すはずがありません。

会社の利益を優先し、口先だけでていの良い言葉を並べても、それは必ず社員に伝わります。

ましてや、言ったことが都合の良いようにコロコロ変わるようでは社員の心はだんだんと離れていってしまうでしょう。

言葉で伝えたことを自らの行動で示す。

社員は見てないようで、背中をしっかり見ています。

「有言実行」は、自分の成長だけでなく会社の成長にも欠かせないものであると考えています。

 

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【編集後記】
衆議院議員である亀井静香氏がこんな発言をしました。

「有権者がアホだから、アホな政治家しか出てこない。」
※長文のコメントから一部を切り取りました。

先日の都議選の結果も合わせての発言だと思いますが、なるほど、たしかにその通りだと思います。私のそのアホの一人です。

今回の都議選も、結果としては都民ファーストの会の圧勝となりましたが、個人個人の政治理念や具体的な政策に共感し投票した人はどれくらいいたのでしょう。

というより、そもそも地方議員はどんな役割を担っているのか、そもそも絶対にフルタイムの専業として必要な存在なのか、そこから始めた方がよいのかもしれません。

諸外国を見ると、地方議会は地域のボランティアが仕事の終わった夕方以降に開始され、報酬も議会に参加する都度少額が支払われています。

また、日本の地方自治において日本国憲法では「地方公共団体」と定義しており、日本には地方自治体がないことになります。
三権全てを国が持っているため、地方には立法権もありません。ということは普通に考えると「議会」も不要となります。

都民が選んだ首長、そしてその下に役人がいて、決められた範囲内で予算やルールを決めていく。それで済んでしまいます。

首長や役人の暴走を止めるのであれば、地域有志のボランティア議員が、仕事後の夕方以降に議会を開けば良いでしょう。憲法の許される範囲内で。

そうすれば、固定費となっている高い議員報酬や調査費も必要なく、頻繁に行われている海外視察も本当に必要なものだけになるでしょう。

今回の都議選では、堀江貴文氏を中心として発足した「地方議員ゼロの会」から、3名の立候補者が出ました。

全員落選しましたが、こうした動きが公に出てきたことの意義は深いと思います。

小池都知事には、古い議会をぶっ潰すのであれば、こうした活動を無視することなく共に考えていく位の気概で「都民ファースト」を進めていって欲しいと思います。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(名所・旧跡の解剖図鑑/スタジオワーク
技:なし
体:@自宅トレ
・腕立て伏せ×2セット
・腹筋×2セット
・サイドランジ×2セット

 

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この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は5歳、娘3歳。
趣味は、野球(毎週土曜日・日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

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