「我が家の遺法 人知るや否や 児孫のために 美田を買わず」を想う

「我が家の遺法 人知るや否や 児孫のために 美田を買わず」

西郷隆盛氏の有名な詩の一部です。

日本最後のサムライであった西郷隆盛氏、今こそ彼のようなリーダーが必要な時代なのかもしれません。

※京都二条城より

 

目次

「我が家の遺法 人知るや否や 児孫のために 美田を買わず」

我家遺事人知否   
不為児孫買美

西郷隆盛氏の作った漢詩であり、彼の人生観をよく表している詩であると思います。

実際、西郷氏は妻子のために何も遺さなかったそうですが、謀反者として死んだにも関わらず、国家がその後、遺族の面倒をみたそうです。

また、現在の日本の(一部の)政治家と違い、西郷氏は政治家として表面的に綺麗事を言ってるわけではなく、実際の行動もともなっていました。

上級閣僚であった西郷氏の当時の月給は数百円(現在の200〜400万円位)であったが、自分の生活に必要な最低限のお金15円(現在の30万円位)を残し、残りを困っている友人に分け与えていたそうです。

当時の住まいも、家賃が月3円(現在の6万円位)とのことです。

 

「徳に励む者には、財は求めなくても生じる」

『徳に励む者には、財は求めなくて生じる。
したがって、世の人が損と呼ぶものは損ではなく、得と呼ぶものは得ではない。

いにしえの聖人は、民を恵み、与えることを得としてみて、民から取ることを損とみた。
今は、まるで反対だ。』
(内村鑑三著「代表的日本人」より)

現代の資本主義社会では、何て青臭いこと言っているんだ、となるでしょう。

しかし当時、西郷氏は純粋にこの理想を求めて、そして実践をしていました。

西郷氏の残した詩や文章を見ると、言動と行動が一致していることがよく分かります。

明治維新後の日本の西欧化は、西郷氏の理想に反するものとして進んでいきました。

もしも、はありませんが、仮に西郷氏の反乱が成功し、その後リーダーとして日本を引っ張っていってたとしたら、革命的な明治維新による文明の発展はなかったかもしれませんが、日本人としての文明が現代も受け継がれていたかもしれません。

 

日本の転換期

1716年の享保の改革、1787年の寛政の改革、1868年の明治維新、1941年の太平洋戦争と日本の歴史は70年〜80年ごとに大きな転換期を迎えています。

現代はちょうどその転換期の時代にきています。

大きな時代の流れにより、近いうちに日本の転換期が訪れるでしょう。

それが政治によるものなのか、外交によるものなのか、金融市場によるものなのか、いずれにしてもそのような時にパニックにならないように、自分が生きていく上での揺るがない『軸』を確立し、その時を待つ準備をすることが重要です。

西郷隆盛氏と同じ日本人であることを誇りに思い、自分も日々精進していきたいと思います。

 

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【編集後記】
先月1日、アメリカのトランプ大統領はパリ協定から離脱すると表明しました。

協定におけるアメリカの負担が非常に大きい(アメリカの利益を損ねる)こと、そして温暖化の懸念はでっち上げ、という自分なりの考えが離脱の理由のようです。

理由はどうあれパリ協定の単体での離脱は、長期的にみた場合、アメリカ外交にとってマイナスとなるでしょう。

これを良い機会として中国の李克強首相が地球温暖化に関しリーダーシップをとろうと各国に食い込んできている事実があります。

ここで中国にリーダーシップを握れらるようなことがあれば、今後のアメリカ外交にも大きな影響を及ぼすと思われるため、今回の離脱は少し焦りすぎの行動であったかと思われます。

ここで「地球温暖化はでっちあげ」というトランプ大統領の言動に注目してみると、たしかに地球温暖化として示されている多くの情報の一つ一つが本当に正しいのか、ちょっと疑問も生じました。

たとえば、
北極は元々海なので氷が溶けても海面は上昇しないのでは?
南極は氷点下50度くらいなのに何で氷が溶けるの?
温暖化して水温が上昇すれば水分が蒸発して雨になるため、逆に南極の氷は増えるのでは?
などなど。

日本も暑い日になると「温暖化の影響か!」と言われることが多いのですが、これが本当に温室効果ガスの影響なのか、それとも近代化によるヒートアイランド現象の影響なのか、それ以外の影響なのか、自分自身の頭で考える必要があります。

そうなると、「温暖化」をビジネスとしている人たちも当然いるため、その情報にも何らかした意図したものがあるのでは?と繋がってきます。

たしかに「温暖化」は地球のあらゆる生命の危機を脅かす大変重要な問題ですが、それを盾として流される情報を100%信用し受信してしまうことなく、一度自分の頭で考えた上で記憶にとどめる。

そういった癖をつけると、今回トランプ大統領が「でっち上げ」と発言したことに対し、即座に拒否反応を示すことなく、トランプ大統領自身が考えている真意も見えてくるのかもしれません。
※特にトランプ大統領を支持している訳ではありません(–;)

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(宇宙一美しい奇跡の数式 0=∞=1/ノ・ジェス)
技:なし
体:@自宅トレ
・腹筋トレーニング×2セット

 

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この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は5歳、娘3歳。
趣味は、野球(毎週土曜日・日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

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