「安全地帯」にとどまらない。挑戦こそ成長の源

「泳ぎは水に入らないと覚えない」
頭でいくら泳ぎ方を理解していても、実際に水の中へ入らないと泳ぐことは覚えられません。

つまり”安全地帯”にとどまっている限り、人間は成長することができないのです。

必死にもがいて生きていく、見た目は悪いかもしれませんが、これからの時代はそういった生き方がより重要になっていくでしょう。

※衛兵交代式より

 

人間の歴史は挑戦の連続

人類が誕生したのは今から約600万年前と言われています。

アフリカのとある森で誕生した人類ですが、そこからの600万年は挑戦の連続です。
彼らは今は我々の祖先となっていますが、誕生時からそこにとどまっていたとしたら、人類は間違いなく滅亡していたでしょう。

人類は他の生命よりもずばぬけて運動能力や脳機能が優れていた訳ではなかったので、球根や死肉を食べる生活をしていました。

そこから世界各地に大陸移動を始め、やがて火を使うようになり、そして農業も行うようになっていきました。

その場にとどまっていては何も生まれなかったのです。

古代と現代では環境がまったく違いますが、人間が成長できる能力や資質は、古来から変わっていないはずです。
地球の歴史約40億年からみたら、人類の歴史600万年なんてほんの少し前なのです。

 

ゼロ(0)からイチ(1)へ踏み出す

何事もゼロからイチへ踏み出すことは、非常に大変だし勇気のいることです。

しかし、いったんイチへ踏み出してしまえば、そこからニ、サンへのハードルはすごく低くなるでしょう。

なぜイチへの踏み出しが最も大変なのか。

それは今の”安全地帯”から抜け出し、その先にあるかもしれない”危険”や”リスク”を考えすぎてしまうことが大きな理由でしょう。

しかし、人間はその”危険”や”リスク”にされされて始めて、自分が考えている以上の能力を発揮することができる生き物です。

歳を重ね、どんどんゼロからイチに挑戦するチャンスを失っていくことの方が、”危険”で”リスク”が高いのかもしれません。

 

生命力を養うことが必要

しかし、ただやみくもに踏み出してしまっては、ただ溺れてしまうだけです。

溺れても再び這い上がれるように、常に心身の健康を保っていなければなりません。

そのためにも普段から「心(メンタル)」と「体(健康・体力)」を管理して、いつでも挑戦できる準備をしておくことが必要です。

経営者としても、会社員としてでもチャンスがきたら挑戦をしてみる。

普段からそういった姿勢で生活し仕事をしていれば、 きっと新しい自分を見つけることができるでしょう。

 

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【編集後記】
音楽業界大手のエイベックス・グループ・ホールディングスが、全従業員約1500人を対象として未払いの残業代を支払う、というニュースが流れました。

ただ、これは労働基準監督署からの是正勧告を受けての支払いのようで、自ら進んで決定したことではないようですが….。
支払総額は数億円になるようですが、さすがは業界大手、今月中には支払う予定とのことです。

零細企業や中小企業にこういった事態が生じてしまった場合、会社の存続や資金繰りに大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

そういった意味で、小さな会社でも就業規則や賃金規定をしっかり整備して、大企業以上にリスク管理をしていく必要があります。

経営者が支払っている賃金、従業員が貰っている賃金、賃金に対する考えをお互いに一致させることは非常に難しいと思います。

経営者の「考え」や「想いが」常に従業員に届いている訳ではないので、これからの時代、そのあたりの認識をよりしっかり持って経営をしていく必要があるでしょう。

 

【昨日の心・技・体】
心:読書(自分でやさしく殖やせる確定拠出年金最良の運用術/岡本和久)
技:なし
体:腹筋トレーニング×2セット

 

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この記事を書いた人

1978年9月 茨城県水戸市生まれ、埼玉県春日部市育ち。
東京都渋谷区在住。愛犬は5歳、娘3歳。
趣味は、野球(毎週土曜日・日曜日)、愛犬の散歩。

雇われない・雇わない生き方である「ひとり税理士」として活動しています。

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